2005-01-01から1年間の記事一覧

At−Radio30分版

今までで一番良く聴いたアルバムを考えれば、やはりカンである。カンの「モンスタームーヴィー」と「ディレイ1968」の二枚だ。マルコム・ムーニーの声は狂おしい。ソウルが死滅したような彼の声は、まさしくロックである。それも畸形したロックである。…

竹谷郁夫氏妄想の師走

夕方から地元の友人と酒屋で立ち飲み。酩酊中、竹谷さんより電話アリ。みんなと会わないんで、ずっと妄想してるらしい。みんなメリークリスマスの電話をしてあげて下さい。年賀状のお礼にタラバガニをもらったんでカニすき、好き好き。映画「ゴッドファーザ…

Re・At-Radio

AT-Radio 「ヒア・ナッシング・シー・ナッシング・セイ・ナッシング」 どれも古いが2005年の愛聴盤より4曲セレクトした第101回と、「ジーザス・リアリティ・ナイトメア」と題したそのまんまな第102回。 ヒア・ナッシング,シー・ナッシング,セイ・…

At‐Radio

AT-Radio 「プッコのアフタヌーンマジック」 第8回はXOYO、ヴァーミリオン・サンズの本荘恭司氏と、クロスブレッド、テレサ11のRieLambdoll氏によるアンビエントチューン「Coming Like A Flower」 プッコのアフタヌーンマジ…

クリムゾン・リバー2〜黙示録のナンたら

ジャン・レノ主演のサイコサスペンス。猟奇連続殺人事件と掛けてヨハネ黙示録と説けば、その心はアポらしい映画。ネオナチのクリストファー・リーが見ものであるが、敵の正体がアンフェタミンつまりは、ほぼシャブで、ラストの絶体絶命の二人の主人公を救う…

ファムファタール

テレビでブライアン・デ・パルマの2003年作品「ファム・ファタール」を観る。これぞ映画たるべきラストシーンにて、一転したブレイクビーツによるアブストラクトな終幕までブライアン・デ・パルマは健在であった。カンヌ映画祭のレッドカーペットを背景…

無題

今年の紅白歌合戦はピンク組を作れとカゲキな意見も出たようであるが、果たして白組に真性おカマは計五人である。昨年、金色の反物を愛でる仕草がアドニス級に危険だった健が出場せぬゆえに例年通りに憲一の天下と思いきや、昭和ポップス界から真打ちキンち…

ナマステー

ロッジでVS会合。ナマステさんからプレゼントしてもらったファンダンゴライヴDVDから作ったCDRを聴きながら。自画自賛すれば、ゲットーでは非ず、スラムの、それはロックである。柄の悪いホークウィンドかと思しき高速ロケットブースターの如き、ポ…

行ってらっしゃいのチュー

昭和十年代の東京、浅草を拠点に生来の手器用と人並み外れた演技力を悪用し、その名を知られたスリの大物がいた。彼、伊藤忠治の鮮やかな手さばきは、相手にそれと覚られることなく、それどころか喜ばしい気分の内に仕事を終えるので、彼の尻尾を掴むのに当…

鉄人Q

ホクロにビビビと恋のKOパンチされて以来、ずっとひそかに応援しているQちゃんだが、やっぱりヤったね。スパートの辺りから涙、ゴールで嗚咽です。「これから時間の流れが速くなりそうです」と爽やかに宣言。ストップ細胞死、時よ止まれと日がな念じ続け…

命をあげてもいいくらい二日酔

梅田レインドッグス「XOYO NITE-6」にフリーマーケットもコミコミで遊びに行く。ご招待いつもどうもありがとうございます。今回の目玉はホンジョー、イマキタのオリジナルXOYO、浪速のDAFの異名を取ったマシーン・ディスコティークの再現で…

氏家慎次郎

アストロ球団の仇敵、峠球四郎率いるビクトリー球団のピッチャーの名を氏家慎次郎(うじいえ しんじろう)と言う。殺人的なビーンボール魔球を得意とする懲役帰りで元大リーガー、そしてその実体は昭和三年生まれの特攻くずれ。昭和二十年八月十五日に出撃予…

もだえ

おぞまし過ぎる歌唱法が二丁目的にヌメヌメ魅力なマリア四郎「もだえ」でも。 もだえ▲TOP

AT-Radio

「13チューンズエレヴェイターズ」第6回は、ヴァーミリオン・サンズの豪腕ギタリスト、8チャンこと細川豊氏によるロックの心臓13曲。 13 Tunes Elevators/06 「プッコのアフタヌーンマジック」第7回は、XOYO、ヴァーミリオン・サンズの本荘恭司氏によ…

ジボジャーンコフコフ

脳が腐りそうな昏睡から醒めれば、いつしかトワイライト。一時間以上も遅刻して心斎橋・燦粋の「HABITAT FOR HUMANITY」へ行く。ラムちゃん、チュウ君、いつもありがとう。という訳でヴァーミリオンも次第に集まってきて、ナニやらソレやらアレしつつ、竹谷…

お地蔵ナイトメア

スタジオボイス12月号、特集「地下音楽の現在」、ダブのパートでヴァーミリオン・サンズが取り上げられている。内容共々感謝。しかしそこにはエライ顔のぼくの写真が。まるでお地蔵さんのようでチョット哀しい。カメラマン塩田氏の隠し撮りにまたもノック…

夜が来る

たそがれタモリってナンか哀しいなぁ、いやぁ、でも、しかし、このホリエジーンズってナニ?想定内は流行語大賞にノミネートされるのか。 (練習として) 文明がある。共食いがあった。正義がある。戦争があり、大量虐殺があった。権力を持つ。悪魔に魂を売り…

からっポの世界

頭痛。宵口、今北さんとイグニションにCDRとTシャツを納品。ビールを飲んで呆けていると鈴木沙里奈がOLビジュアル系のように歩く。 新作CDRを整理しながら盤を聴く。ノイズバンドなる曖昧な呼称を大前提に進められたヴァーミリオン・サンズ・インフォメーシ…

「青春山河・朱と砂」

ヴァーミリオン・サンズのライヴ当日、いつも気ままに配布している小冊子「ヴァ」ですが、ナゼか先日のファンダンゴでは制作せず。なので、公開予定だった連載「青春山河 朱と砂」の第五回を遅れ馳せながらアップしました。今回は”今ナレフ”名義での合作「シ…

スーパーすかし君

ファンダンゴでヴァーミリオン・サンズのライヴ。ワンマンです。TシャツとCDRを同時にリリースする為、皆は準備に忙しく、でもぼくは楽屋で酔い痴れていました。すんまそん。エアコンのスイッチで三三七拍子したり、壁に耳を当てて動向を探って、スーパ…

カキクエバ・・・

カキクエバ マリアルナユミ イマイズコ 解説:柿を食べるとナゼだかエバ・マリア・ルミ・ユミのゴールデンハーフの甘酸っぱい思い出が甦る。ああ彼女らは黄色いさくらんぼだったけど、いま何処にいるのだろうか。これは浮き沈みの激しい芸能界を儚んだ秋の句…

ポ君の小さな胸の高鳴り

みなさんに厚かましいヤツだと思われようが一向に構いません。今からイケ好かない自慢話を少々させて頂きます。わたくし、思春期より青年期にかけて、初対面の人には必ず「ジュリーに似てるって言われませんか?」って訊ねられるのが常だったんですが、ここ…

ぽっぺぱん

「本日のポ言」 モードと人間の理性は相互機能する双子である。ゆえに全裸がファッションになる日は来ないであろう。どうしてなのか、哀しい。 Old Fashioned Love Song ▲TOP

やかん大学

ナンかムカシ過ぎて記憶が曖昧だったので、耳鳴りに任せてポエムを完成させました。画像はシュールつながりでブルトンです。寺井君、これはどうかな? 「交野市」 カタンカタンと揺れるやかん カタンカタンと片町進み 交野の町で揺れるやかん 交野の町で肩を…

お酒ってキチガイ水っていうからね

「PC不調と地獄の頭痛に苦しめられた暗黒の一週間よ、死刑!」という訳で、ちょっとお金持ちになったので復活しました。先週はと言えば、泥酔して悪態、暴言の上に内容を全く白紙に忘却という無礼をやらかして、その猛省と戒めの末に「虚無の王(三)金星…

尻三

新宿駅構内で男女が尻刺し魔に襲われ、和歌山では発砲事件の巻き添えで尻を撃たれ、尻事件が3つ。ところで最近のぼくのオススメは、キューピー三分間クッキング土曜日の狐野 扶実子(この ふみこ)先生だ。決してカメラに目を合わせない先生に、急激にドキ…

しゅんさくおとね

「三つ首塔」を観る。小学生の頃、原作を小さな茎を固くして読んだ思い出が甦る。戦後風俗の中、佐分利信の台詞のおぼつかぬ渋さと初々しい真野響子、まだもじゃもじゃの黒沢年男の三人を狂言回しに女性への目覚めと老年の留まらぬ性欲の哀しさを描いた名作…

目がポロン

「オカルトとアルコールの虜」 眉八メンバーとオカルト研究発表。神道やサンカの話など。教団理念が公開されていない神道の名を聞いて調べれば「宿薙」「物部」「渡来人」などのアイテムが現われて慄然。眉メンバーは昨夜、呪われた怪談「足を出して」と「お…

浪花の剛力VとX

本日のタイトルは、九州のサイケデリックグループ・ドブサライのノダさんによる言葉である。まるでテレパス交感のような以心伝心、固い絆のゲンズブールそっくりさん同盟の成せる業なのか。 夜、克己メンバーとオカルト談義をメッセンジャーで四時間近くも。…

秘境は影法師を闇に、豊饒を怪物に変え

克己メンバーから詩人西条八十の「トミノの地獄」に関するメールが届く。また最近、流行ってきたみたいですな。その流れでコトリバコがエライことになってるのを知る。両面宿儺のミイラが発見されてパニックになったことまでは知ってたけど、そこから登場し…