2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

1983年、イタリアのタコことニヤけた色男ガゼボが歌い大ヒットした「アイ・ライク・ショパン」は、静かに燦めくメロディと物憂げな歌が印象的なナンバー。或る夜、それを耳にした元スパイダースのキース・ムーンこと田辺エージェンシー社長の田辺昭知は…

氾濫

今日の「横丁の男前」の正解は香川丸亀の英雄、やさぐれうどんブルースのモデルでもあるアナキスト大杉栄さん(写真)であります。みんなも三角関係には気をつけようね。美は乱調にあり。 ビールと角瓶ウイスキーでフリーチェンバーを検証するイルネパ・セシ…

竹谷夜想通信

竹谷郁夫夜想通信。メイルを貰いスゲー嬉しい。VSのヴィジョンを漠然と思い描く。数年前、雑誌インタビューでの氏の言葉がその解答であろう。つまり「全くバランスを欠いて、だけどシンメトリック。硬質でグニャグニャで細密」なのである。更に個人的には…

愛しの佐分利信あらすじ

ヒョンなことから東京在住のジャズドラマー井戸田氏とのタッグで始まったリレー小説「愛しの佐分利信」。現在、第四話まで公開。で、今回は前回までのあらすじを。佐分利信 第4話までのあらすじ>> 最近何かと噂の処刑エレベーターの中、関西弁の口さがない…

ベイビールー

ベイビールーは、カンガルーのBaby Rooに非ず、アラン・シャフォーのBaby Lou。ジェーン・バーキンがカバーしたBaby Louの華美に驚き、ビートたけしにアルバムをプレゼントしたのもムカシ、へべれけのベイビールーと夜明けまで文章読解討論。日本語の羅列に…

ミラーマン

2年振りに髪を切る。近くの散髪屋さんにヴェルベット時代のジョン・ケイルの写真を持って行って「こんなフーにしてちょ」ってモーロクしたよーなジーサンのマスター(実はぼくの母親と異母兄弟の兄であるが、互いに知らぬ振りを60年以上続けている)に頼ん…

耐性

宵口よりロッジでイルネパセシオンのリハ。竹谷さん、8ちゃん、モリヤン。幾種類ものカスタム楽器、英語詩と日本語詩。BGMはファンカデリック、ブルース・スプリングスティーン、ジス・ヒート、マイク・ラッド、ドアーズなど。マッド、ブラッド、サッド…

サンダとガイラふたたび

宵口、ロッジにてイルネパセシオンのミーティング。これから毎週火曜日はリハーサル。テーマは「洪水」、つまりシタは大火事である。しかし詩は完成に遠く、題未定。現在のイメージはあぶくと流砂、そして奇形の神と殺人。更に幾つか。サンダとガイラ再び。…

トメコのバラード

ネットで知り合った友人おやじさんが神戸出張の折り、ご飯でも食べませんかということでわきゃちんと一緒に待ち合わせ。雑踏での待ち合わせに最適なピンクのツナギに驚かれる。「そんなこたぁねーだろー」と高を括れば、ホントに全身まぶしいピンクだからね…

キムコのブルース

ナンとなく音の響きでイヤラシイ言葉を集める。それはヒーライテ、ハイリテー(©モリヤン)な「ハイライト」でも、「アナコンダ」でも非ず、「ポポンS」のような言葉であると、その道の権威であるキムコ茶碗は言っております。それではキムコセンセー、お手…

シンドラーのリフト

「トラバサミ昇降機」ではないが、悪意を持ったが如く少年を挟み殺したエレベーターの事故が報道されている。今回の事故の場合、到着し、ドアが開き、自転車に跨いだまま後進しながら出ようとした、その瞬間、逃れるのを許さぬと言わんばかりに、自転車ごと…

バカに唾をかけろ

何だか知らないけど目の周りが青いぞ。頭もタンコブだぞ。最終電車の中で大声で学生に喧嘩を売っている、そんな電車男に退治されそうな男は誰だ。そんな人は誰も知らない。昨夜は東京ライヴの打ち上げ、鶴橋でサムギョプサル、ぼくは10マッコリ酩酊、これ…

バロウズ殺し人別帳

『バロウズ殺し人別帳』(オープニング・ナレーション) 殺し屋ウィリアム・シュワード・ バロウズ。 彼は愛ゆえに殺し屋になった。80歳を過ぎた今なおショットガンを照準し、血肉で世界を描き続ける。そして失われた小指の痛みを想うために男を抱き、まと…

無題

ここ数日間、偏頭痛が酷い、妄想で怒り心頭、誰かを×××してしまいそう病で、アルコール漬けの頭で積ん読濫読、なので再読ばかり。二十年以上もの間、幾度も読み返している橋本治「秘本世界生玉子」に宇能鴻一郎「耽溺」から数篇、隅田川乱一「穴が開いちゃっ…