命をあげてもいいくらい二日酔

polnareff2005-11-18

梅田レインドッグス「XOYO NITE-6」にフリーマーケットもコミコミで遊びに行く。ご招待いつもどうもありがとうございます。今回の目玉はホンジョー、イマキタのオリジナルXOYO、浪速のDAFの異名を取ったマシーン・ディスコティークの再現である。新世代のぼくはナイトギャラリーよりリリースされたレコードのみしか知らず、ライヴは初めて。屋台で数枚のCDを押し売りしながら飲みすぎた日本酒で前後不覚に、それでも上田ゴー君と過去を解きほぐす内にライヴ開始。ステージに立つ、たった二人のメンバーによって斬新で奇妙なダンスミュージック、否、ビート感覚に心が震え、つかみ取られるような衝撃を受けるという快感、それこそがXOYOであり、絶後でもある。鉄骨で組み上げられたような「ダンス天国」は二十年の時を越えてなお発電所の如きジュークボックスからビリビリ痺れ聞こえている。浪速のDAFなる冠詞を陳腐に思える感覚を飼い殺しする前に、まず陳腐の是非を考えれば、目の前の音はその輪郭を鮮やかにする筈である。などと頭を捻ればすっかり千鳥足かな。次いでラムちゃんクロスブレッドも初めて。こちらにも大きな衝撃を感じた。アヴァンギャルドノイズとの親切な概要は、形骸を露呈して見せる虚懐に過ぎず、つまり本質は巨大なる世界への否定である。この姿勢をぼくは愛している。そして受難も荒涼も無益などの一切合財が張り詰め、遂に一枚の鏡に変わる瞬間、ぼくは涙した。唯一人だけでも宣言する。これはスロッビング・グリッスルである。とかナンとか気取りながら呟けば、地面に落ち込んでヨロヨロと如何様にしても斜めに歩く足で帰路へ。どうも皆さんお疲れさまでした。さて今日は破壊にもホドがあるを知る機会、有馬竜之介、西川和也の系譜に連なる一人GSの、そのまたGS、レンジャーズ/赤く赤くハートが

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