モンキーウェーヴ

polnareff2007-02-28

 甥のユータローが遠くに見えるNTT本局のアンテナを指差して何かと尋ねるので、あれは日本猿からの宇宙電波を受信する為のものだと教えてやれば、ヤツは近くで実物を仰ぎ見たいと面倒をせがむので、常人が近寄ればモンキー電波に侵されて瞬く間に日本猿に豹変する故に危険だと諭すと、ヤツが馬鹿なのか、コチラが馬鹿にされているのか、意外にあっさりと諦めて引き下がるのを拍子抜けにも物足り無さを覚えた小生、突然、往来路上で奇声を発し、日本猿へと変身するさまを十にも満たぬ少年の目前で披露し驚かせん試みは、如何なる無残をも極めた愚行であろうかとおのれの軽薄を呪わば、傍より甥の発する奇声が高らかに響く夕暮れの町。是れ同病相哀れむならじ、嗚呼、侮りて猿の芝居に穴二つ、大きくお粗末。
 さて此処まで付き合える程の暇を持て余すあなた、此の「モンキー電波の心得」を暁に向かい読み上げてみようじゃないか。

積ん読読ん読

詳しくは後日。一週間ほど前より積ん読読ん読、意識した訳ではないが、全てに幻が。8チャンから借りたままの二冊はアンソロジー「岩魚幻談パート2」と川又千秋「幻詩狩り」、他に山田正紀「幻象機械」、五木寛之・松永伍一「日本幻想紀行(上)(下)」、日影丈吉「幻想博物誌」と旧作ばかり、次いでにビデオでテレビドラマも同じく「シルバー仮面①〜⑩」と「戦国ロックはぐれ牙①〜⑨」と。音楽もやはり旧作でコリン・ポッターとHNASの以上。

おっさんさー

polnareff2007-02-19

おっさんさーとは「おっさんサークル」の略。地方都市を中心にナイスなおっさんで構成されているサークルを指す。 おっさんさーには天日などで焼いた色黒おさ〜んだけが集うものや、エリア別のおっさんさー、以前おっさんだったおっさん少女によるものまで様々なタイプがある。 有名なおっさんさーになると携帯メールによる試験(学校や会社でいう筆記試験)と面接を経て、初めて加入出来るものや後輩に対しても敬語を使う規律の厳しいおっさんさーも存在する。話のあう仲間と話をしたり、相談をしたり、一つの目標へ努力したりと、彼らにとっては「癒しの場」であり「生きがい」でもある。 おっさんさーは、2007年からメディアでも取り上げられる予定で、一般にも知られる存在になるはずであるが、2007年4月からねとらじで放送されるリレーラジオ『おっさんさー』で一気に浸透を企てている。 あとらすさん無断転用スミマセン

リターン・オブ・おやじ九人高速600キロ

polnareff2007-02-16

スガッチャン家で青山ブックセンターでのヴァーミリオンサンズ・フェア用の書籍をセレクト万端。そして夜半、東京へ向けて二台のバンは出発、ぼくの乗るVSオイル号は前回と同じ顔触れにて、竹谷さん、8ちゃん、モリヤンら4人で郷ひろみのモノマネや「蛸の亡霊」「驚愕の葡萄」など怪談を語りつつ、富士を見やる足柄山でVS一行は仮眠、ぼくは竹谷さんと泥酔しながら語り合いつつ、気付けば恵比寿の会場前ではないか。時間が有れば鯨飲する我らは勿論駅前の焼き鳥屋にて逆打ち上げて、ひとしきり生殖器の質量に関する議論を、つまりアルキメデスの原理を応用せずとも「木の葉は森に隠せ」の教えで事足りて、器の大きさ、深さは必ずしもそれと比例せぬと悟りながら馬鹿笑いの内に酔いも廻ってRHから本番へ。会場は200人程。今夜は「地獄の水」と「虚無の王」で30分。スガッチャンが暗闇で丸を作る。今夜の収穫はアンチの存在。ぼくなぞノイズ故にこれからは顕著になるであろう。実は楽しみである。フライング・リズムズは、ぼくには難解であった。その稀有な存在感と斬新な音響故に確かに最先端であろう、更にテクニック、エンターテイメント性、パーソナリティ、キャッチーさ、そしてクールネスを十二分に備えた完璧である。そのいずれをも欠如し、コンセプトを問われて「ヘイト&グロテスク」と答えかねん我らの歪さを実感した次第、これは自画自賛であるが。会場で出会った人々。花とチョコを貰ったちぇんりーさんとおっさんさーからhiro氏、それからバックステージに居てビックリしたおやっさん阿川佐和子女史からのコメント付き、楽屋にサタンアルバイトの安田君、久し振りのコザワ君、そして目玉がぼくとよく似ているモリドノさんら。会場でSPECTATORのしゅん君と再会し、握手。remixの野田さんとハグハグ、会場の反応を喜んでくれていて凄く嬉しい。他のスタッフの方も紹介、「このヒト、『お前を殺す』とか言っちゃうんだぜ」と、実はもっと非道いこと言いますよとか、竹谷・前川のローテーショントークで切り抜け、先日のNHKで会えなかったイニキZちゃわんとようやく、モンローばりの赤いコスチュームのお尻にドラムスティック、おそろいの太地喜和子のTシャツを貰ってウレシー。夜更けのカフェはいつかのクラブを思わせるような雑多な趣を見せるもホテルでマメ的なモノを鑑賞しようとトライ、しかし沈没。ボラギノールカウンタック。翌日、南青山のエイヴェックスにて二組に別れ、スヌーザーとユニオンのフリーマガジン、フォローアップのインタビュー、ぼくはフォローアップを、インタビュアーの遠藤妙子女史と大野君の火花も散って充実した内容になったのでは、とまたも自画自賛にて帰路は、生殖器の形状からジャックスやはっぴえんどへの言及は次回の東京行きに。さてさてyoutube動画は、この板尾にはビックリした。ゴレンジャイそしてRの女

おやじ九人高速600キロ後編

polnareff2007-02-09

 「旦那と一緒に風呂にへえると、顔に湯がかかっちまわあな」とアルキメデスの原理を今更のように口走ったり、「どうやらお宅様では大層立派な茎をお持ちだと伺ったもので」と枝振りを誉め讃えたりしたことは、中2病に罹患した平均年齢45.7歳のおじさんならば一度や二度はある筈。そんな時こそ「いい物お持ち紳士録」を。

三條正人(東京ロマンチカ)/夜も香山美子と夫唱婦随を実践する意志を持った黒電話の受話機
石澤智幸(テツ&トモの青ジャージ)/通常のジャージ着用時は手榴弾型であるが、時が満ちればひょうたん型に変態する
平泉成/螺旋状に筋が巻き上がり、その凶々しい姿に恐れおののくも本人は何故かキョトンとした表情
ジョニー大倉/彼岸を懸垂で往還したカブトムシ的な腕力とスズメバチ的な極太針を凶暴に振るう
⑥エンゲルベルト・フンパーディンク/マハラジャの血を継ぐUKジゴロだが、そのポテンシャルにいたって無自覚である
⑤宮本悦朗(クールファイブ)/蛾次郎的な毛並みと巾着袋のようになるまでに手入れを怠っている為に、いつもリーダーに叱られている小林正樹と比べ、まるで陶磁器のように美しい艶と典雅なフォルム
草野仁/スーパーひとし君のボッシュートはオリンピック級との噂
③宮五郎(ぴんから兄弟)/まるでフランケンのような縫い跡が突起状に走る。それは幾多の修羅場をくぐり抜けてきた男の勲章
トム・ジョーンズ/殿堂入りのUKビッグワン、西の横綱
宇津井健/殿堂入りのスーパージャイアンツ、東の横綱
以上、大阪へ向かう機材車で声を枯らせて喋るワオキツネザル、ワオワオって、おれはいったい何を書いているのか。ヤマオカー。