連載小説「メトロふたたび」第十回

polnareff2006-04-03

 長身ナイスガイのRさんと詩について話す。どうやら周縁でポエムが流行しているようで彼も詩を書き始めたらしい。彼の真摯な姿勢に感心したので、改めて詩について考えてみた。表現としての詩とは、いったい何か。元来、他人の詩なぞ読まないし、正解も知らないが、自分なりの回答と審美眼は用意している。以下については問答無用である。賛同及び応援のみを希望する。それは少なくとも改行された散文であり、改行された文字の羅列である。故に断章であり、断言でもある。そして他者の誹謗・中傷とは無縁である。即ち生来に高踏な品格を持っている。その為に今までに存在しなかった表現に向かうものである。また歌詞も詩である。しかし楽曲を想定したり、体系を模倣したものはニセモノである。前述したように批判されるものは詩ではない。そして田舎モノも無用である。Rさんの周縁にはびこるポエムブームを眺めれば、読むに値しない品性下劣と無残が腹立たしい。つまりコンプレックスの裏返しに、ポップを自慰をした手で弄んでいるだけである。その正体は下卑た情欲である。お前ら全員死ね。生殖器を舐めたその口で芸術を語るな。生殖器に触れたその手でペンを握るな。おれの人生の邪魔をするな、馬鹿。お前らトンチキにお手本を見せよう。これがぽーちゃんの詩心だ。(つづく)

お月さまを君に / あの大きなお月さまを君にあげたいと / ずうっと思っていたら / すっかりおじさんになっちゃった / おおい 君、これがお月さんだよ / 立ち上がるにもよっこいしょういち / 右足から踏み出して / おいちに、おいちに、だっふんだ / 空気が漏れてもナイショだよ / 音が鳴っても聞かないで / ぼくは君にお月さまをあげたいの / 月のかけらをあげたいの

ポルナレフ先生の馬鹿説法が読めるのは、このページだけ)

ZOMBIE/C.B.B/SHAKARA
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