無題でいいの

polnareff2005-09-22

「禁アルコールなのでテレビの虜9月22日記」

細川さんから頂いたビデオで映画「鉄塔武蔵野線」を観る。何の予備知識も無いまま臨んだのが幸いしたか、涙をポロポロ。しかし最初の方の鉄塔の数字を見つけるシーンには背筋がゾーッとする程に驚く。このシーンだけで名作を約束されたと言えよう。更に特筆すべきは全編に渡って聞こえる夏の静けさの音である。主題歌とかテーマ音楽が邪魔なくらいに際立って涼しく、そして哀しい。真夏の昼下がりに、静かに泡立つサイダーの音、青いセロハンが立てる奇妙な音、こうしてカマトト中年は出来上がるのです。しっかりした原作があるそうだから、まさか「スタンド・バイ・ミー」を念頭に置いてはいないだろうが、バート・ランカスター主演「泳ぐ人」の感触は少し有り、最も似た感触はルイ・マルの「鬼火」か、全く違う映画だけどネ。でもこれらは全て革命の映画です。もう一度見れば、新たな発見がある筈。午後、ヒロさんからゲームのお誘いアリ、嬉しいことなんですけど、僕、今すごく忙しいの、ナゼだか。ヘッドホンも接触不良でバリバリ、マイクからは何か線がはみ出てますのよ。だからお声を聞かせられないの、ちょっぴり哀しいわ。最近酔っ払いすぎて何かモノが壊れていくのね、キチガイ水とはよく言ったもので百害あって一利なし、と毎日のようにワアワア言うてますが。久しぶりにレコードでも聞いたれと棚を探ってロキシーミュージックのセカンドでも。ブライアン・イーノ最後のアルバムですな。まだルックスは宇宙の暴走族風ですね。ヌードグラビア誌のロック化は、このセカンドアルバムまで永遠に成就したまま、これをイカスと言う、多分。Edition of You

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