悪い奴ほど手が白い

polnareff2005-09-12

「さぁー問題です。ブラジルの首都は?」「うーん…リオ・デジャネイロ!」「大正解!あなたを夢のリゾート・アイランドへご招待します」というわけで、と或るリゾート地に招待された数人の男女が、ジェイソンのような殺人鬼に襲われ、「さぁ地球儀をもう一度眺めてみるんだ。ブラジルの首都を確かめてごらん」…クルクルクル…「ああっ、ブラジリア!」という感じで次々と殺されていく血みどろバカホラー、何ていうタイトルでしたっけ? ベトナム戦争の後遺症は深い。
1967年、エリオ・ペトリ監督の名作「悪い奴ほど手が白い」を観る。この作品の重点は次第に露わになっていく事件の核心、その核心の存在意義である。これこそがサスペンス映画の本質である。シチリアの血は濃く深い。
ところでホワイトバンドって怪しくないのか。付けてる人間の胡散臭さと免罪符っぽさが不快。