高速移動する9人のおじさんってなーんだ?

polnareff2006-05-27

『KOYAANISQATSI ECHOES』
 午前七時に梅田の吉野家で朝定食を食べるおじさんは誰だ。また同じ時刻、ビールの販売機や酒屋の場所に目を光らせているおじさんは誰だ。また同じ時刻、コンビニエンス・ストアにてインリン・オブ・ソイジョイと微笑むおじさんは誰だ。そしてまた同じ時刻、頭にかぶせた黒革ソフトをビル風に飛ばされて、「おおい待ってくれよん」と慌てている全身ピンク色の服を着た美少年はぼくだ。或いは執事の宗方である。とまれ宗方を含めた九人のおじさんが朝陽を浴びれば巨大なコウモリの影を作る。コウモリは双つに分かれて高速移動をする。宗方の乗ったクリミナルビーグルは、突如に品性下劣メーターを振り切って「おいおい、パパはここにおるがな、なあ、チュバチュバ」的なハゲオヤジ度を深めながら東へ向かい、「放屁かな 放屁じゃないぞ 泥の谷」と詠む内に昼下がりの新宿、ここまで宗方の8時間ぶっ続けトークには同乗の者ら全てを疲労困憊の道連れにしてチェックインした連れ込みホテルの一室で、DVDを鑑賞しながら最終ミーティング。そして良好な音で順調にリハ終了後、モリヤン氏に「キキカキキカ」が獣の声だと誉められ嬉しく思う。開場までホテルで、ここつまさん、オーノ君と暗いセックツを明るく照らす水盤を持つアジャンタ石窟の話をする。土曜の夜の歌舞伎町は驚くほどの雑踏。会場はレンチのアヤシゲによるプレイ。宗方はと言えば、物販ブースにてTシャツとCDRを販売しているポーズでアルコール補給。「相変わらずヘンタイやな」と久しぶりに会うシンタニ君はムカシのまま真っ赤な髪の毛で野球漬け生活に笑わせられっぱなし。「ここ、音いいよね」と井戸田さんからよっちゃんイカなど駄菓子満載の差し入れに感謝。カメラマンの塩田さんからボイス誌に載ったお地蔵ナイトメアの写真を頂き、また感謝。そして最近懇意にさせてもらっているデザイナーのナガシマ氏と女優でライターのイニキZちゃんに会う。竹谷翁より年上のナガシマ氏はスゲー若くてビックリ、そして若いイニキちゃんはカワイー。メルツバウは久しぶりの轟音ノイズライヴエレクトロ攻撃が一時間続く。スマッシングマグのukoさん写真ありがとう。!!
(つづく)