アナコンダ

polnareff2006-04-17

 アナコンダという語の響きが指すのは、あの鱗紋様を彩る黄銅色の黒い縞。わたしの息を静かに詰めていくものは、不明瞭に停滞したその無様な眠り、そして柔らかな泥の褥に耽る不惑と不穏の姦淫のさま。えも言われぬ熱を湛えた陽物は、忘我に震え捻れて、微かに粘膜の白く溢れて、ようやく絶え絶えに濡れた爬虫の全身を曝している。その美しく鉛の重き身を遊ばせているもの。残忍と脆弱の綺羅を広げた寝台で、獣を犯す高貴な肌を誇るもの。