連載小説「メトロふたたび」第九回

polnareff2006-03-17

 著作権保護を声高に叫ぶ者こそ著作権侵害の罪に最も近く、それに準ずる者である。これもまた真理であろう。兎角、犯罪に関して問題提議をする者が、実は犯罪者予備軍であったという倣いに誰も眉を顰められぬ。さて有名税とは如何なる税か。そして形態模写に著作権はあるのか。更には落丁だらけの免罪符を挙げて、他人の罪状告発に拍手する阿呆どもの共同体。君らはファシストさえ成れぬ、縛り首の転びファシストである。知らない振りでいつまでおれるのか。音とは何であるのか。音はすべからく等しく私たちの上に在り。魂を理解せぬ君らが名誉を語って何をか況や、王とは必ずしも裸ではないのである。そして剽窃諧謔に弄びに弄ばれた芥紛いの、食い散らかされた餌の如きおのれを知らぬ愚鈍に、何が美学や権利の行使もあろうか。君らは真実の外道である。生殖器を舐めたその口で、人間様よろしく語るが良い。ならば問う。君らは何故に生命に格差を付けているのか。「カズオちゃん、君は決して悪くはない」(つづく)
ポルナレフ先生の馬鹿説法が読めるのは、このページだけ)
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