おじさんの休日〜わたしのハートはストップモーション

polnareff2005-09-25

「10アンクルどたばたツアー(それも一日よ)②」

ぼやけた視界のたまもとドライヴァーの操る機材車内は、起き上がりこぼしのようになって眠る者(まえかわメンバー)、安らぎの絵画のように眠る者(かつみメンバー)、恋人同士のように頬寄せ合って眠る二人(ヴァーミリオンサンズHGとおおのメンバー)、まだ独り言を呟いている者などが様々な想いや煙を乗せて高速道路を疾走しては時々おしっこで停車しながら、早朝五時に大阪難波に到着。これから我らは、マカオという名の暗窟クラブでライブ、その後は家に帰って学校の先生に早代わりしたり、小学校の運動会で走ったり、お風呂のオカマを掃除しなければならないのだ。10アンクルは馬鹿だが色々と大変である。おおのメンバーが下着姿の女の子を目撃したと伝えて一笑に付されている。彼はイイ人なんだが時々マボロシを見る不思議アンクルなのだ。会場前でたけたにメンバーが山塚君と一緒に旧ハナタラシ風に機材車を誘導している。マカオ内はデカダンスとスーパーナチュラルな空気にネオンライトと音の洪水、ダンスフロアは満員、オブジェにアタマを何度もぶつけながらも8000君(GFC)らに手伝ってもらって機材搬入。こんな薄暗い場所でチカチカしている人間は皆、自分に悪意を持っているのだとメラメラと呪いのファイヤーを燃やす発狂妖怪くるくるぎょろりであったが、ラムちゃんの顔を見た途端に氷解、それからナマステさんにおなかをボスボス殴られてグロッキー。ステージ周りで準備する10アンクルにモブ・ノリオ君がスタッフのように走り回っている。感謝。ペンライトを咥えておちょぼ口のまえかわメンバーにドキドキする、これが所謂「萌え〜」とゆーものなのか、それとも「やらないか」とゆーものなのか? DJのタン池田(ピロウトークの吸血鬼)は邪魔ばかりするんでキックだ。それも二発だ。旭日旗ダビデの紋章を入れたステッカーを胸に貼り、パンチだ。今度も二発だ。あれれ、打ち合わせもしない内に音チェックし始めたぞ。ロックスターのステージ衣装にあたふた着替えておれば、ヴァーミリオン・サンズは楽器を手に並んでいるではないか。ええいままよと出て、汗みどろになってシュウシュウ。「ヱルザレム」はロックの畸形に挑み、果たして満員の観客の記憶に刻みつけられるに成功したのか。終演後はマカオをゆらゆらと徘徊探索してスタッフルームの物置に迷い込んだり、ソファで休憩したれと歩を進めばキャッシャーの裏側に突っ込んでいったり、身体のあちこちをぶつけるんで外へ出る。店の前のアスファルトに寝転がってクネクネしておれば、ながいメンバーに四の字固めをかけられ、あちらこちらの女の子をじっくり観察しておれば、「フン、ナニよ、ピンクの色情魔」って目で見下し視線されて、ゾクゾクきちゃってひとり身悶えておれば、いつもヴァーミリオンを応援してくれているクロポストさんと初めて出会う。彼がオーガナイズしているパーティの情報や写真を見せてもらう。ナイスガイ。次いでモブ君に、ロス・アプソンのヤマベさん、スペクテイター編集のシュン君を紹介してもらい、カメラマンの塩田さんと三人揃って即ちシ・シ・ヤ、「獅子や〜」と矢を放ち、的に命中すれば、「ちょっと静かにしてくれへんか、おっさん●三点

「虚無王通信 三」

そよぎと。これ即ち虚無である。これ即ち歌である。お前、永遠に月を眺め、モハベ砂漠の砂の下で、アルミニウムが慄えているのだ。キキ、キキ、キキカ、キキ、キキカ、キキ。お前、瞳をつぶされて、呪われた砂漠の土くれよ。シャムの双子が生まれたら、キキカ、キキカと幾度も切り裂き、キキキ、キキカと幾度も犯し。お前、盲目の愚か者。風に弄ばれて死ぬ者よ。黄泉の賛美歌がこぼれぬようキキカ、キキカと口枷を噛み、キキキ、キキカと緋文字を食み。巨大な目玉がぽっかり浮かび、お前、砂の慄えを知るがよい。巨大な目玉がぽっかり浮かび、砂の慄えを知るがよい。

竹谷メンバーに上記の「そよぎと」の解説とエルサレムの関連性をメール。モブ君から電話を頂き、ホメてもらって嬉しい、すごくイイ感じでシンクロしていたみたいですね、お互い。

「アルコールとモノローグの虜9月25日記

広島〜大阪の往復車内で延々喋り続けて声が出ません。森進一のモノマネで森昌子への未練タラタラぶりをしてみましたが、全然似てないそうなので打つ手無しです。「クワエトモコって何となくヤラシイ名前の歌手ね」とか「キンタモツ容疑者もなかなかなものよ」とか、とってもイイ話盛りだくさんだったのに聞いてくれる人がいないなんて寂しいわ。何かヒマなんで、あの夜空の月を見て詩を読めってかつみメンバーがいうからさ、「あそこに浮かぶお月さまが、もしも大きなたくあんだったなら、ご飯茶碗は地球ぐらいカモー。お茶漬けしたら大洪水カモー。じゃあ急須は土星ぐらいカモー」なぁんて一所懸命即興で読んでみてもさ、みんな寝てやがるんだもんね。でもあたしってステージ上が一番口数が少ない無口芸人なのね。拉致被害者、フォー

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