恋のメーデー

明け方、録画しておいたリチャード・ギア主演のオカルト映画「プロフェシー」を観る。チョイ役のオカルト研究者役にアラン・ベイツ。生涯の傑作に「まぼろしの市街戦」と「天国の門」を挙げる僕にとって、これは嬉しい作品。実話が基らしいが、果たしてI・餓男ならぬ蛾男・イングリッド・コールドの存在はアメリカの一社会の縮図を示唆している。観なくてもいいから観るべき傑作。
夜、ヌーンのアトモスフィアへ行き、竹谷さん、ナマステさんらとXOYOのライヴを観る。素晴らしき、正しくニューウェーブでアシッドミニマルなステージ。ステージ前で欧陽菲菲かシーナかと思しき女の子がホークウィンドのライヴのように踊りまくっている。XOYOを堪能せずして何をも語るべからず、カッコいいの一語に尽きる。今夜はツインギターでのアプローチ故のノイ・ミーツ・レッドツェッペリンの趣、しかし独特の東ドイツっぽさは健在。終演後、くだんのサイケの欧陽菲菲に「あんた、ポンを知らんね?」と訊ねられる。おお、一挙に新宿酔いどれ番外地の世界へ。僕はドリンクカウンターのおねいさんに夢中で目も合わせられず。そして今北君の運転する車で朝帰り。お疲れ様でした。
今日の、繰り返し聴いた一曲は、フランク・ザッパの「No Not Now(もう納豆はいらない)」、これもカッコいい。Tレックスのパロディのような、しかし80年代最高のダンスチューンであろうか。ゲンズブールの「Love On The Beat」の反極。
Vermiculated 123 Skidoo Radio