今期テレビ番組

よく眠らねば抜けぬ故に今期はテレビドラマを熟視聴、思いがけずに豊作で良かったものを幾つか列挙すれば、まず火曜夜7時にNHK教育で再々放映の「六番目の小夜子」は、本放映当時に中村とうようが絶賛したのもさもありなん、都市伝説の実在を巡る意識のせめぎ合いを描き、日本に於ける「ツインピークス」の在り方の一つを示した傑作、次いで火曜夜10時にフジテレビ系放映の「みんな昔は子供だった」は、廃校予定の小学校分校を舞台に各話エピソードの積み重ねが児童と大人たちの成長と学校存続を掛けるラストへ昇華されて見事な、主演の国中涼子と脚本永田優子の名をを認識した秀たる佳作、次いで土曜深夜のアニメ「グレネーダー」は、圧倒的な強さを誇る巨乳の女ガンマンが旅を通して真実の力を説く、所謂キレイ事ファンタジーであったが、ヒロインの喋り口調に思わず身悶えを覚えた私こそ声優萌えというやつであろう。特別番組は八丁氏から借りたビデオに収録されていた、テレビ朝日「魔界潜入・怪奇心霊(秘)ファイル」の、霊能力者下ヨシ子もまだ未解決の恐ろしき魔神の棲む家のエピソードか、これはまだ進行形にて次回に期待している。
今は亡きアルゼンチン・ハードロックの草分け的存在ミゲール・アベーロ、彼が1970年代に率いたグループ”ナーダ”を特集しての57回め。
Hear Nothing,See Nothing,Say Nothing/57