スーダラ行進曲①

　空想ラビュリントスのらびゅーさんが紹介していたUFO OR DIE/SPACE DISCO、ナツカシー。スリーヴは手貼りだ。１９８９年の初夏だ。丸太町のどん底ハウスの階段で撮影した、ディーヴォみたいな生写真ブロマイド付き。マスターはカセットテープ。ライヴで再現出来ないと林君が苦笑していたのを思い出す。手作りのスリーヴ制作が遅れに遅れているのに予約で１０００枚完売と、あわてふためくぼくはナオト君と吉田君らに頼んで、ギガの黒カウンターでシコシコ作業をしたのだった。ぼくらは当時ニンジャトリオ（本職は泥棒・普段はレコード屋のお兄さん）なるお笑いを目指した仲良し３人組だったのだが、１５年以上経った今もぼくらは大阪のアンダーグラウンドでジタバタもがいているのだなぁと思えば嗚呼、ＲＦＤとサスペリアへの感慨もひとしお。あ、板尾そっくりの田中君のこともいつか書こう。ドキドキします。クリが舌先に当たりますね。