虚無の王

polnareff2005-01-01

新年。年越しで裏DVD屋「トライステロ」の井上君と「13チューンエレヴェーター」の編集しながら、2004年ベストについて初喋り。現在考察中の漠然と虚無の王について滔々と述べ立てる大演説。昨年も音楽・小説・映画共に新作購入も視聴もせず、そして外出もせず、全て身辺雑事なり。

「おんな」
数日前に観たDr.ハインリッヒ、それに花王キュキュットCMの若奥さんワコール感じるブラのおねいさんがベストだ。

「ライブ」
XOYO(03.19@ハードレイン)の音楽は何よりも新しい。甘美にして凶暴なテクノパンクに心震える。そして人格障害をハードコア化したようなライズ・フロム・ザ・デッド・チューンド・ソルマニア(12.09@クアトロ)の大いなる否定に感激する。そして幻の雑音楽隊ハナタテツ(?.?@?)、虚無の王たる妄想に於いてのみ、それは軋みを上げる。

「テレビドラマ再見」
二時間サスペンスドラマ再放送、三浦友和余貴美子主演の「盗まれた情事」は神代辰巳監督の遺作にして傑作。兎に角、三浦友和が良い。陥穽と挫折に不惑であろうとする者らによる地団駄。しかし子役の出演が心配なぐらいにエロい。「家族の選択」は鈴木清順監督の変態サスペンス。テレビ故にヨコなのか、画面を横断する電話機、ずっと寝転んでいる刑事課長、オープンカーにも横並びで二人座っている。

「映画」
未見であるが高橋洋監督の「ソドムの市」に尽きる。