マゴット・ブレイン

polnareff2004-11-09

モブ・ノリオ君が浅田彰氏と対談するイベント「メトロ大學」へ行く。入口でSuper!のイグチさんと三年振りに会う。会場の桟敷席はほぼ満員。パブリックエナミーの「I DON'T WANT TO BE CALLD YO NIGGER」をイントロにメトロの語源説明より始まった対談は、音楽や文学への考察と取り留め無き脱線に終始しながら、僕には文学の奇跡を予感して有意義なものであった。名盤を挙げるように語られた文学作品はレイナルド・アレナス「夜になる前に」、村上龍イビサ」、大江健三郎「セブンティーン」など。途中三度程ヴァーミリオンサンズの名が出て一人で赤面する。終了後、書肆砂の書の寺井君、タワーレコードのイマムラ君らと喋りながらもモバイルレコードショップ「エレクチ!」営業、感謝。その後、打ち上げにも参加、主役の二人のほか、朝日新聞記者、集英社「すばる」編集者、文芸評論家、俳人、メトロのスタッフやイマムラ君、イグチさんらも二十人ほど。モブ君が皆に僕を紹介してくれる。ヘリコイドのスグリさんも初めまして。ROMZのコンピCDとマルセル・デュシャン展覧会のチケットを頂く。感謝。しかし彼の、それら優しい心配りが全て裏目になろうとは。既に前後不覚なヌレザルは更にメートルを急ピッチに上げ、思い付きを自動的に喋り散らす妄想ヌレザルへと変貌していたのであった。出目金色目でぎょろぎょろセクハラ視線を辺りに暴投しつつ、浅田氏やモブ君へのキス攻撃等々、脳内サバトの披露宴やも知れぬ勢いにて、その余りの醜態は帰路まで暗転。さんざっぱら迷惑を掛け通した宴の記憶は、ワールドカップでゴールシュートを決めた明け方の夢に曖昧としながら、しかし目覚めて猛省。かくて皆様、本当にご迷惑をお掛けしました。お酒はしばらく飲みませんのことよ。